こんにちは。たちばなです。

ワタシのセミナー聴講者から、セミナー後に数多く頂くお問い合わせの中に・・・・

「実は人に金を貸してるんだけど、なんかいい方法ない??」があります。


この問いにはいつも私は即答します。「ありません!」と。


「国内法に於いて、払えない・払わない、返せない・返さない、と宣言した人間から、強制的にお金を取る事は出来ません。一般人にしても、貸金業にしても然り。国内法に於いては、絶対的に借りた側の方が強いんです。だから貸した金を絶対に回収する方法もありません。無いからこそ、我々が堂々と仕事が出来る事をご理解下さい。」

と申し上げます。


その上で・・・・


都内の経営者お二人と面談しました。お二人とも会社経営者。つまりは社長です。「N」さんと「K」さんでした。



Kさんが、数千万円の負債を抱え、資金繰りに困窮している、というご相談でした。Kさんには目立った資産はなく、それだけに担保設定もありませんでした。

「貸し手責任を問う」という概念を持ち込む我々にとって、Kさんは誠に救済しやすいクライアントであり、直近の月額返済額も多額に及んでいた為、我々のコンサルによってもたらす「利」も非常に大きくなるもの、と考えておりました。


ここまででしたら、特にブログにしたためる事もなかったのですが・・・・・今回、ブログに書いたのは、Kさんにもう一つの「しがらみ」があったからです。



Kさんをご紹介して下さった、Nさんは・・・・Kさんに対して個人的に1千万円超の貸付金があったのです。

そして貸借関係にあるNさんとKさんがご一緒に私に相談においでになったのです。



一般に、債務者が債権者に対して、返済が滞ると、双方の人間関係は悪化の一途を辿ります。そんな状況を嫌と言うほど見て来ましたし、追い詰められた債務者の「泣き言」を聞いてきました。


ただこのお二人、見た感じの人間関係が非常に良好なんです。非常に不思議な光景でした。


債権者であるNさんから・・・・

「たちばなさん、Kさんに資金を貸しだし、返済が滞っている状況で、私の事業に於いて近々に資金が

必要になってきました。Kさんをたちばなさんに助けていただいて、それによって捻出頂いた資金の一部を私への返済原資に充てる事は出来ますか?」

というお問い合わせを頂きました。


ワタシはNさんに「出来ますよ。」と答えました。その上で、Kさんに


「Nさんからの借入金返済を優先的に実行されるなら、我々は仕事をさせて頂きます。もしそれが実行されない様でしたら、我々は途中であってもコンサルを停止します。それをご理解頂けるなら救済を実行致します。」と申し上げました。


本ブログの冒頭に申し上げた、「貸した金を絶対に回収する方法などない!」という我々の理屈は、Nさんが我々にKさんをご紹介した事で覆されたのです。




もし、Kさんがお独りで私のところに相談においででしたら、こんな条件は付けなかったでしょう。ご紹介者が同席され、Nさんのお取り計らいによって、Kさんというクライアントとお目にかかったので、Nさんに「仁義を切る」必要がある、と判断致しました。


Kさんは、我々の提示した条件と、救済案及びスケジュールを踏まえ、「家族とよく話し合った上で後日ご連絡します。」と返事を保留し、面談を終えました。


通常、契約を迫る事は絶対にしないワタシではありますが、今回ばかりは、Kさんに対して早期の契約実行を促しました。


「Kさん、NさんはKさんに対して早期の返済を望んでいます。Nさんの資金繰りの為にも、Kさんは早期の決断を下すべきです。その為の手段が我々との契約でなくても構いません。どんな形にせよ、早期の実行をお願いします。”下手な考え休むに似たり”ですよ!」


と強く申し上げ、お帰り頂きました。

Kさんから、「出した結論に関してはたちばなさんに後日ご連絡します。」との言葉を頂き、お二人でお帰りになりました。


どのような結論が出るのかは勿論、その結論がいつ出るのかもわかりません。

ワタシはどんな結論がいつ出ようとも、それを否定せず尊重します。ただ、今回の場合はNさんの会社の問題も抱えているだけに、早期に救済の段取りをするだけの提案が、私に出来なかった事に悔しさを感じました。




貸金業者の借金はともかく、個人的に借り受けた資金と言うものは、返すに越したことはないと強く思います。

場合によっては、善意で貸した相手の人生を大きく狂わせてしまいかねないのですから・・・・・。

へんな言い方ですけど、貸金業者への返済が滞ったからと言って、業者の生活が大きく揺らぐことは通常考えにくいです。


ですから、私は何度も何度も言っています。「返済の優先順位を考えましょう!」と。


返済の優先順位を考える取り計らいを我々は今日も明日もさせて頂きます。




だからこそ、「自己破産しちゃいけない!自殺はもっとしちゃいけない!!」


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