こんにちは。たちばなです。今回もお年寄りが”喰いもの”にされているcaseに遭遇しました。

都内で活躍されているコンサルタントのKさんからのご紹介で、お目にかかったNさん。


千葉県我孫子市内にあるマンションに独りで住んでいる75歳の女性でした。

「マンションまで訪ねてきてほしい。」とのご意向でしたので、池袋から山手線・常磐線を乗り継ぎ現地へ。

髪を整え、化粧を施し、身ぎれいにしている印象の女性でした。


今年73歳になる新潟に住む私の母親も比較的身ぎれいにしている方なので、少し母親と印象がダブって見えました。


「たちばなさんっておっしゃいましたっけ?

すみませんねぇ・・・こんなところまでお越しいただいて・・・。Kさんとは久しぶりだったんですけど、お悩みを相談したら、たちばなさんがいいだろうって・・・。」



Nさんのご両親は既に他界。旦那さんとは数年前に離婚。一人娘がいらっしゃいましたが、7年前に38歳で死別。娘婿さんは、娘さんの死後に疎遠に。


Nさんのお悩みはこうです。

未公開株の購入をとある業者に勧められ、300万円で購入。配当が毎月一年程度5万円ずつ入金。しばらくして配当が途切れ、問い合わせたところ、追加の投資をしないと、今後の配当が出来ない。

それと併せて外貨取引(本人曰く)で400万円投資すると、一年後に2200万円のキックバックがある、との事。その配当予定日が数日前であったが実行されず、更に問い合わせると、それを実行するのに追加で60万円かかると言われ、振込実行。それでも実行されず一文無しに。


私が我孫子にお邪魔する為にご用意をお願いした3千円の支払いにも困窮するほど、金銭的窮地にたっておられました。


そして、最も悲惨だったのは、Nさんがまだこの投資話を信じており、資金ねん出の相談を私にしてきた事でした。

「Nさん・・・・申し上げにくいんだけど、未公開株の購入の段階から、複数の人間や企業が絡んだ詐欺話に乗っているみたいですね。」と申し上げると、Nさんは激高。


「○○さんは××社の常務さんで、大変親身になって下さっています。たちばなさんがそんな事をおっしゃるとは思いませんでした!。少し遅れているけど、6月ごろには配当が出るって言っています!」と。




どの程度親身になってくれていたのか・・・・・聞いてみると、いつでも電話に出てくれて、いつでも儲け話を提供してくれて、とっても穏やかな口調の方なんだそうです。


つまり、まだ顔を合わせた事が無い方なんです。



こんなにも人を簡単に信じてしまう人がいる事が、私には大変な驚きでした。


「配当日が近づいてきたら、その常務さんとやらは、Nさんにまた手数料やら何やらでお金を請求して来ると思いますよ。」と言うと、Nさんは・・・・・


「2200万円を受け取る為なら仕方ないじゃないですか!」と。



この「常務」さんとやらが、Nさんに提供するあらゆる投資話に乗り、その資金を兄弟姉妹に借金をし、次第に兄弟姉妹から距離を置かれ、同じマンションの住人の親しい友人にも無心をする始末。

更に、前述した娘婿さんと、疎遠になった理由が・・・・娘婿に対する資金の提供要求でした。


虎の子だったマンションも担保に入れてしまっているそうで・・・・・。大変悲劇的なcaseです。

更には、未だにNさんが、このあった事もない「常務」さんと名乗る人物に信頼を寄せているという事が、大変な悲劇である事を助長しています。






今思えば、知人の紹介とはいえ、見ず知らずの私を簡単に自宅マンションに入れてしまう事にも、Nさんの「脇の甘さ」が感じられました。


そしてNさんは、家族を亡くし、親戚からも疎ましがられ、天涯孤独。彼女に必要なのは、本当の相談相手。








三時間に亘る、ご相談面談を終え、我々が出来る救済案を提示し、Nさんには一定の満足感を頂いた様子でしたが、我々から契約に際し、ある条件をつけさせて頂きました。


「”常務”さんとの決別をして下さい。我々はその常務さんが詐欺行為を行っていると考えています。Nさんが常務さんを信じている以上、我々はNさんを救済出来ません。」


と申し上げると、Nさんの表情が一変。


「少し考えてみようと思います・・・・」との事。



この段階で、Nさんはまだ”常務”さんからの呪縛(じゅばく)から解けていないみたいでした。










この日から数日・・・・・Nさんから再びお電話。

「たちばなさん、”常務”さんからの話には、今後乗らない事にしましたから、もう一度ご相談をお願いします。」との事。


当方として救済動き出せるかどうか・・・・・Nさんの、発言や行動をつぶさに観察して参ろうと思います。

まだ”常務”さんの呪縛が解けているとは思えませんのでね・・・・。。








都内まで電車で30分。我孫子というベッドタウンは、新潟県人の私にとっては都会です。

そんな都会では、田舎者の私には考えられない程の孤独を背負い、外部からの情報から洩れ、誰にも気にされず、誰にも話しかけられない高齢者がいらしゃる、という事に大変驚きました。

おそらく、Nさん以外にもこういう方々は数多くいらっしゃるのでしょうね・・・・・。









高齢化社会や少子化社会が叫ばれて久しいですね。当然独り暮らしの高齢者もその比率を高めている事でしょう。

私に出来る事など限られていますが、私が強力出来るご相談には、今後も出来る限り乗って行こうと思いました。


尤も、高齢者を相手に私がご相談に乗っている”絵ヅラ”を、傍から見れば・・・・・・その用には見えないでしょうがねぇ・・・・・^^;。












本日は5月15日。母の日は数日過ぎてしまいましたが、新潟で、週末の私の帰りを待つ母親と近々に食事に出かけてみようと思います。

母親は、私などを相談相手などと思う様な人間ではありませんけどね。いつまでたっても母親にとって息子は息子でしかないみたいです。










自己破産しちゃいけない! 自殺はもっとしちゃいけない!!

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