こんにちは。たちばなです。

総武線沿線のとある駅近くの喫茶店でお目にかかりました。60代の男性経営者、「Hさん」です。

東京スカイツリーが良く見えました。


Hさんは、先日開催された神保町でのセミナーにご参加下さった聴講者。

私は、現在各地で私のセミナーを主催して下さる方を募集しており、それに応募して下さった方が開催して下さった第一回目のセミナーでの聴講者だったんです。


精密機械や部品を設計・制作されている家内工業の社長さん。本人が社長、奥様が役員をされ、30代の息子さんが従業員。


10年ほど前に取引先が破たんし、売掛金の焦げ付きがあり、それに合わせるように業績が低迷。

弁護士による「特定調停」を経て、その後ノラリクラリと低空飛行ながらも会社を維持。ここへ来て業績が下げ止まり、少しばかり上向いてきたところで、リスケしていた債権者や一部滞納していた税金で税務署が返済や支払に関して、要求の厳しさを増してきた。


そんな折、この度我々のプロモーターさんからの案内メールが届き、私のセミナーを「ダメもと(本人談)」で聴講に来られたんだそうです。

私のセミナーを聴講後、「コイツならどうにか出来るかも・・・」と思われ、お声かけ下さったという事です。



結論から先に申し上げますと、Hさんの救済は出来ます。出来ますが、救済に関してHさんに条件を付けられました。


「息子には秘密で、借金や税金問題を解決し、それをクリアした上で息子に事業を継がせたい。」という条件です。


一見、「そんな虫の良い話なんか!」と思われた読者もいらっしゃると思いますが、国内法上、合法的にクリア出来るんです。「第二会社方式」って言います。webで検索してみて下さい。イッパイ出てきますよ^^。

ただ、この方式は手間とコストがかかり、我々は積極的にこの手法を使いません。ですので、Hさんの案件を、この手法を得意とする「同業者」に、Hさんをご紹介する方法を取りました。




借入金の元金や返済圧縮を念頭に置いた事業再生の手法にも色々なやり方があるんです。

・時効

・サービサー決済

・リースバック

・第二会社

・リスケ

・士業に代理人行為のみ依頼

・士業による債務整理・・・・・などなど。

皆さんも良くご存じな、士業による「債務整理」については、我々はこの手法を否定します。一番コストがかかる割に、メリットが少なくデメリットが多いからです。我々が債務整理を推奨するケースはこれまでの750件の案件の中で、二件しかありません。


また他のやり方でも、我々が得意とする手法もあれば、そうでない手法もあるんです。

ですから、我々はチームを組み、それぞれの手法と得意とする業者と連携を組んで、それぞれのお客様を紹介し合って、クライアントのニーズに最もマッチした手法を用いて、救済に導くんです。


Hさんの案件につきましては、「第二会社方式」が最もマッチしていると思いましたので、我々自らは仕事をせず、「紹介するコンサルテーションを実施した」、という事です。






Hさんは、自らが現役社長のウチに、借金や税金の問題を片付け、綺麗なまっさらな新しい会社として息子さんに事業を継承したいと、強く考えておられました。息子さんに「こんな苦労はさせたくない!」と。


「息子の成長の為にも経験させた方が良いのでは?」と考える読者もいらっしゃるかもしれません。

ワタシもそう思いました。


私の場合は、亡父が一番難儀だった6億円の負債の問題を私に預け、社長を退きました。その時の苦労が糧となり現在の仕事に就いています。ですから、私だって最初はHさんに対して、


「第二会社方式で御社を救済出来る事は明らかですから、息子さんと二人三脚で経験されたら、息子さんの世襲経営者としての良い経験になると思いますので、二人三脚で事に当たられたらいかがですか?」


と申し上げましたが、Hさんは首を横に振りました。ただただひたすら横に振り続けました。

「こんな経験は自分だけで十分だ!」と明確に意思表示をされました。Hさんなりの息子さんに対する愛なんだと思います。



我々も仕事である以上、お金を払って下さるクライアントの意向を尊重しなければならないので、紹介先コンサルにも隠密行動の徹底を伝達し、その為に近々から動き出します。








その日の夜、新橋の居酒屋で事業再生コンサルのお二人と一献致しました。

元銀行員の事業再生コンサルKさんとTさんです。


KさんもTさんも元銀行員。

Kさんは、首都圏地域の大手地方銀行出身。Tさんは、近畿地方の銀行から債権回収会社(サービサー)を経た経歴の持ち主。

Kさんとは、結構仲良くしていたんですが、Kさんのご紹介でTさんと知り合い、この度懇親の一献となったわけです。


私の腹の中では、「アライアンス先の拡充」が念頭にありました。


様々な事業再生や債務圧縮の手法の中で、TさんやKさんが実践しておられる手法の中に、我々が一部

苦手とする部分があり、我々の弱点を穴埋めする為に、TさんとKさんとの連携が必要だという腹案がワタシにはあったんです。






酒の力は大きい。




大変密度の濃い、お話しをさせて頂き、最後の方は、「ドンドンお客さんを廻してください」と言って頂きました。ドンドン廻せるかどうかはわかりませんが、我々よりも彼らの方が適当だと客観的に判断できる案件については、その手法を取れそうなところまで話を進められました。







彼らに限らず、事業再生コンサルの方々には、「元銀行員」という肩書を持った方が大変多いですが、彼らが銀行を辞め、現職に就くに至った経緯には、多くの場合「反省」という言葉が付きまといます。


銀行員時代に、居丈高な態度での融資、そして資金的に弱った企業への執拗な回収。

自分が携わった仕事の反省の下で、真の事業再生を模索し続ける方々が本当に多いんです。

「人の痛みがわかるコンサルタント」が、元銀行員コンサルの中には結構多いと感じるので、仲良くさせて頂けるんだと、最近感じるようになりました。

そんな方々と仲良くさせて頂ける私にも、「人の痛みがわかるコンサル」である自負があります。



借金には、様々な種類の借金圧縮方法があり、様々な業者各位がそれぞれの分野で、「真の救済とは何か?」を希求しています。

全てとは言わないが、それらを理解した上で、それでも「債務整理」を選ぶなら、我々はそれを止めません。ただ、債務整理以外を知らぬまま、そこに突き進むには・・・・・メリットが少なすぎ、デメリットが多すぎます。

医療の世界では、セカンドオピニオンが常識化していますが、借金の世界にも必ず必要であると、強く推奨致します!




前段で、一緒にお酒を頂いたTさんに、

「ワタシ・・・・”平成の鼠小僧次郎吉”を目指しているんです。」と話すと、Tさんは、

「オレだってそうですよ!」と。


この人との縁は大切にしたいと思いました。




KさんとTさんも思っているはず。

自己破産しちゃいけない! 自殺はもっとしちゃいけない!!




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