こんにちは。たちばなです。

神奈川県内の40代男性経営者のSさんからご相談頂きました。一週間ほど前に横浜市内でのセミナーをご聴講頂いたんです。


セミナー終了後に、主催者のご案内で近くの居酒屋で懇親会をして頂いたんですけど、その時から、Sさんはワタシのセミナーを絶賛。懇親会開始後にすぐに、「今度相談にのって下さい!」と。


そして先日、いつもの池袋の喫茶店でお目にかかりました。70代のお母さんと一緒に。


運送業を営むSさんは三代目の社長。20年ほど前に亡くなったお父さんが創業社長。その後をお母さんが引き継ぎ、現在はその息子であるSさんが社長という「世襲企業」。


4つの金融機関から、合計で2億3千万円の借入残。全て信用保証協会付きの融資。月額の元利返済はリスケ済であっても、毎月約60万円。


皆さんもご存じのとおり、この返済原資の60万円は売上から捻出されるのではありません。利益の中から捻出されるのです。

直近の年商は1億5千万円程度。今の世の中でこのくらいの売上規模の運送業が毎月60万円の利益を出す事は、ほぼ不可能と言えます。でも、Sさんの会社の年間売上高を超える借入残が残っており、その全てがマルホ融資。


ワタシのセミナーを聞くまで、そんな事は知らないSさんは、運転資金ねん出の為に、個人でカードローンで資金を作り、それを会社に入れ、返済を実行。上限いっぱいいっぱいのギリギリまで、個人借入していたんです。


銀行は、Sさんの会社が倒産しても、この債権は焦げ付かず100%保証される。そして、存続している限りは利息は毎月貰える。その上、融資担当者は自分の出世の為にプラス査定。一挙両得の融資制度で、こおの4つの銀行は、よってたかって、SさんとSさんの会社を喰いものにしている、という事です。


「そんな事はない!」とハッキリ言える金融マンがいたら言ってやりたいです。

「少しでも”信用貸し”してあげたら?」ってね。

もし、これがマルホ融資でなく、プロパーの融資であったなら・・・・・この融資を実行した担当者は回収の見込みもないのに融資を実行し、これは「背任行為」になるのでは??



銀行にとって、誠にありがたい信用保証協会の融資制度。これによって中小企業が喰いものにされている実態を私は看過出来ません。なぜかって?ワタシだって喰いものにされていたからですよ!


「そうはいっても、プロパー融資よりも金利も低いし、担保を持たない会社にはありがたい制度と言えるのでは?」


と言う指摘をされる方もいます。でも、金利はいくらか低いかもしれないけれど、それを言う方々は、年に一度支払わされる「信用保証料」を念頭に置いていません。概ねこれで1%程度は余計目に見なければいけません。


また、世界基準で見ても、こんな融資制度はほぼ皆無。日本特有のものです。

こんな融資があるんだから、いつまでたっても日本の銀行の審査能力は他の先進国に比べて、突出してクオリティが低い、とされている。


だから、こんなバカげた融資制度には、存否論から申し上げると・・・・私は反対です。



でもね、



一方で、このバカげた融資制度があるおかげで、銀行も痛みを伴わない代わりに、我々も痛みを負わずに、債務に困っている方々を救済出来るんです。


このSさんや、Sさんの会社のCaseの様に・・・・・。




信用保証協会融資のお金の流れが理解できると、きちんと「銀行より家族の幸せを考えながら、会社経営が出来る」んです。この仕組みを説明しますと・・・・・



マルホ融資での銀行への返済・支払が遅れ、返済不能になると、銀行は当事者の保証人である保証協会に、肩代わりを要求します。これを代位弁済と言います。

代位弁済を実行した保証協会は、その弁済した金額をそのまま当事者に請求します。この請求行為は、銀行の請求行為の頻度の3分の1から5分の1程度に減ります。

職員一人当たりが抱える担当企業数が、銀行の3倍から5倍になるからです。人間にはみんな24時間しかありません。

そして、信用保証協会にも会計法により・・・・・

「無担保の不良債権は期中で損金計上」が決まりですから、損金計上をする為に、「保証協会債権回収」と呼ばれる、サービサーに1000円程度で債権を売却し、その差額を損金計上します。

そして、信用保証協会も、日本政策金融公庫に弁済を求めるのです。

政策金融公庫は、予め、「貸し倒れ準備基金」を積んでおり、その基金から保証協会で出た損金分を弁済します。

政策金融公庫は、その基金が枯渇すると、国庫に弁済を申し出ます。するとまた基金が「満タン」になるのです。



この融資実態は、2004年の12月1日の日本経済新聞の一面にイラスト付きで掲載されています。

セミナーでは、この記事をお見せしています。



巡り巡って、最後は国家が弁済してくれる融資制度だから銀行は、年間の売上高を超える金額を融資するなんて馬鹿げた事をやっても、何ら知らん顔。焦げ付けば国が負担してくれる。

これって、銀行にとって「甘い汁」なんです。だからこんなバカげた融資が実行されるんです。




一方で・・・・・



これって、考えようによっては中小企業側にとってもオイシイ話し。

つまり、中小企業だって考えようによっては、「返済できなくなっても、国が弁済してくれる。」って事でしょう??

だから私は、「返済は、優先順位を考えましょう!」と言っているのです。

だから、「銀行への返済よりも、家族や社員の幸せを考えましょう!」と言っているのです。



返せる人は返した方が良いに決まっています!これは大原則!

その上で、上記の様なお金の流れが解っていれば・・・・・少なくとも、高いカネ払って破産なんかしなくていいんじゃないの?まして自殺なんかしなくていいんじゃないの??


と、私は強く言いたいんです!!




相談者のSさん、私と同い年。セミナーでの内容を踏まえ、Sさんの救済案の大まかなところをご説明すると・・・・・本当に安堵した御様子。

それと同時に、これまでのつらい経営者生活が思い出されて来たらしく・・・・・池袋の喫茶店で、私やお母さんの目前で人目はばからず、泣くんですよ。

大の男がつらくて泣き出すくらい苦しんでいたんです。社長になって何年も。

決して笑えないですよ。ワタシも3年前はSさんと同じだったんだから。







全ての債務がマルホ融資であるSさんの会社は、きちんと優先順位を考えて返済をしながら、会社経営が継続できる!という事です。







またお母さんも、ご自身が社長を務め、経営が好調だった時期に、土地を購入した際の債務で1億3千万円の負債がありました。今の土地の評価額は2000万円程度との事。

この土地を手放したがっていたので、これまで何度も何度も書いている会計法で・・・・・

「お母さん、そのいらない土地を手放せば残った1億円以上の負債は、銀行は期中で損金で落としますから、無借金になれますよ。早急に手放しましょう!残った債務は・・・・我々がきちんとサポート出来ます。会計法で決まっているんだから。」と申しあげました。




お母さんは事前にセミナーを聴講されていないので、「ホント??そんな事がまかり通るの?」と、キツネにつままれた表情をしていましたが・・・・・


「私は会計事務所でも、税理士さんの前でも会計法のお話しはしていますよ。安心してもらっていいです。顧問の税理士さんに確認されたらいかがですか?」と申し上げ、喜んで頂きました。









ワタシは、会計のプロでもなんでもありません。士業免許もありません。

学生の頃に特段優秀だったわけでもありません。大学なんか、スポーツ推薦で入学したくらいです。

ただの、新潟の元小売業の経営者です。元資産家のボンボンです。


そんな私が、なんでこんな仕事をしているか??

それは私には経験があるからです。ワタシが6億円の負債を抱えていた、元多重債務者だからです。

そんな私が、なぜ、現在こんな仕事が出来ているか?



それは、法律に触れるような事は何一つしていないからです。

それは、私が「知ってしまった」からです。



「知らない」、という事は本当に恐ろしい事です。

あらゆる経営者が、この知識を持たずにいる事は、「損」ではなく「罪」である、という事です。



ワタシはセミナーで言っています。

「私はセミナーで”しゃべる人命救助”をしています!」と。











ワタシの良く知る経営者の方のブログ。

「実録、ある経営者の銀行との対峙」です。リアルで面白いですよ^^。

これも知らないと”罪”かも。


http://ameblo.jp/higuchimon/entry-11627009369.html


http://ameblo.jp/higuchimon/entry-11627103680.html






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