こんにちは。たちばなです。お二人の方から、同様のお問い合わせを頂きました。

「case 183の20代の若者のその後は?」と。


結論から申し上げますと・・・・・お電話頂いておりません。もうかれこれ二週間ほど経過しました。

ワタシが予想している現在の彼がとっている行動は3つ。これしかありません。

①法律家に債務整理を依頼している。

②自己流でどうにかしようと画策している。

③なにもせず、ただただ悩んでいる。

我々も、ご依頼が無い以上、勝手に動くわけにもいきませんし、何よりも彼は、我々が提案して救済案に信用を置かないのですから、仕方ありません。


ただ・・・・「非常にもったいないなぁ・・・」という思いを禁じ得ません。

上記の3案いずれを試みても、奥さんとまもなく生まれる子供は幸せになりません。


①は・・・・ご両親の意向ですから、ご両親はニッコリしないまでも、一区切りは付けられます。でも、奥様やお子さんは、今後本人と生活を共にする以上、ずっとその履歴がつきまといます。

弁護士は言うでしょう。「官報に乗るだけだ。」と。

でも、その履歴をだれにも披歴せず、棺桶まで持っていく・・・・という行為は、人間の本能的行為に逆行しており、大きなストレスを抱え続ける事になります。

また奥様は、自分に過失が何らないのに、クレジットカードも使えなければ、お金も借りれなくなる。

ましてや、そのキッカケが自分が愛した夫にあるとすれば・・・・・感情のもつれが発生しないと言い切れません。そこに生まれるお子さんの行く末は・・・・・・生まれながらにマイナスからのスタート。


②は・・・・これは「両刃の剣」です。我々も基本的なコンサルスタイルとして、

「基本的に借金は優先順位を考えて、入念な準備さえしておけば、放っておけばいい。時期が来て経済的に落ち着いたら返済を再開すればいい。」

と考えていますが、ご本人が入念な準備や優先順位を踏まえて事に当たろうとしているとは思えないので、下手をすると、彼は債務整理以上に大きな代償を支払う事になります。

上手く行けば、ご両親もご家族もニコニコ出来ますし、上手く行かなければ、ご両親もご家族も大きな代償を支払う事になります。


③は・・・・一番良くありません。自分も家族もご両親も・・・・誰一人幸せになりません。


俯瞰で見ていれば、何とも簡単な選択なんですが、当の本人の立場からすると、人生を賭けた大きな選択となるわけです。


ですから、我々の選択が一番良い!という事になるわけですが・・・・我々との契約についても、本人は大きなリスクがあります。それは・・・・「我々を信じる」というリスクです。



事業再生とというカテゴライズになる我々の仕事も、マイナーですが、更にその中でもマイナーとされる仕事ですから、当然世の中で我々の仕事を認知している方々は少ない。そんな中で、後払いとは言え費用を払い、自分と家族と両親の生活を預ける、という行為には、「相当のリスクがある」と考えるのは、何も彼だけではないでしょう。


だからこそ、我々は依頼があれば動くし、依頼が無ければ動かないのです。

今回は、依頼が無いので動かない、と言う結論です。「薄情では?」と指摘した方もいらっしゃいますが、

いたずらに、「心配だ!」などと言って電話などしたって煩がられるのがオチですし、我々としてはどうしてやることも出来ません。ですから薄情とは思いません。


「case 183」の、その後については、こんなところです。お問い合わせ下さったお二人の方々、お答えになっていますか?







さて、本日はもう一つのcase。

横浜市にお住いの30代の独身男性。Yさんです。横浜駅西口近くのホテルのラウンジでお目にかかりました。


クレジット5社からの借入総額が300万円。リストラに遭い、失業に伴い返済が出来なくなり、数か月ほど前に「債務整理」をしようと、とある男性弁護士の所へ相談。男性弁護士からは「個人再生」を勧められたそうです。

「300万円の借金が100万円程度になる。」と言われたんだとか。

失業状態のYさんにとって、300万円が100万円に圧縮できる「合法的解決法」が有効とは思えません。費用は35万円。つまり300万円の借金が135万円に圧縮するのが、男性弁護士さんのオススメだったわけです。


確か・・・・個人再生は官報に載ります。第三者が積極的にYさんの素性を調べようとすれば、Yさんが過去に「個人再生」をした、という情報に行きつく事は、難しい事ではありません。



つまり、Yさんに対して、得られるメリットがあまりにも少なく、得てしまうデメリットがあまりにも多い、という事です。ですから、我々は何度も言うのです。

「債務整理は、債務者にとって有効な救済手段ではない!」と。


話しはこれで終わりません。


Yさんは、「それでも多少の負担が減るなら・・・」と、その男性弁護士に「個人再生」を依頼し、35万円を支払いました。支払って数日後にその男性弁護士から、「事務所を解散する事になった。」と連絡が。それから数か月経過しましたが、Yさんはその35万円を未だに男性弁護士から返却を受けていないそうです。

「順番に対応しているから少し待ってほしい。」と言われたそうです。


本当に順番の問題なら、数か月はかかり過ぎです。まして解散しようとする弁護士事務所なのですから、案件もそれほど多くないはず。

Yさんに返却されない理由は、他の理由がある、という疑念を禁じ得ません。



Yさんは、本来相談相手であるべき相手に対して債権を保有してしまったのです。

その後Yさんは、再び弁護士探しに奔走し、とある女性弁護士に行きつきました。その女性弁護士に300万円の債務整理と、その前の弁護士への35万円の問題を相談すると、また、「費用がかかる」と。

Yさんはその女性弁護士に支払う費用が捻出出来ずに困っていたら・・・・・ワタシの知り合いのとある人物に行き当たり、ワタシの紹介を受けたんだそうです。




30代のYさんは穏やかな感じの好青年。でも明らかに表情には疲労の色が出ていました。



我々との面談は無料。コンサルテーション費用は後払い。官報に載る事はなく、履歴に傷はつきません。

丁寧にご説明をさせて頂きました。

Yさんに基本案をご理解頂いたので、今後更に契約に向けて詳細なプランニングをさせて頂きます。

300万円の借金の問題について”のみ”ですがね・・・・。




Yさんから同時にもう一つの依頼を受けました。

男性弁護士に支払ってしまった35万円の回収についてです。

こちらに関しては、我々は明確に回答は出来ませんでした。明確に回答できないのには明確な理由があります。


35万円の債務を抱えてしまった、男性弁護士に悪意があったのか無かったのかは解りません。

Yさんからは、ワタシに「35万円は取り返せますか?」との質問がありましたが、国内法において「絶対に債権を回収する方法などない。」以上、返却するかしないかの判断はこの男性弁護士に委ねられる、という事です。


男性弁護士がこの35万円を「Yさんから、踏み倒す。」事は、道義的に責任はあっても、これを取り締まる法律が無いのです。民事で訴える事は出来ても、刑事罰の対象にはなりません。つまり、35万円の回収について、我々はYさんの為に回収に向けて努力はするが保証できない、という事です。


万が一、この男性弁護士が自ら破産をしてしまえば、それ以降Yさんが男性弁護士に対して、請求行為を行う事自体が法律違反になってしまいます。

尤も、この男性弁護士は、士業の免状を”はく奪”されてしまいますがね。


いつも書いていますが・・・・

「国内法は借りるまでは”貸す側”。借りてからは”借りた側”が絶対的に強い。」という事です。








この仕事を始めて二年半。

約770件の、様々な業種の、様々な形態の、様々な世代の、様々なお悩みを伺ってまいりました。

どれ一つとして、同じ悩みはありませんでした。

またお悩みを解決するための、それぞれの「優先順位」もどれ一つとして同じものはありませんでした。


いろんなお悩みは伺って来た中で、多少の事には驚かなくなっていた私にも、驚いたcaseがまさにこれでした。

「弁護士に対して”不良債権”を保有する」という不幸。


我々の仕事で、少しでもYさんや、Yさんの母親・弟の生活の困窮度合が改善されるように願いながら、引き続き打ち合わせを重ね、救済に持ち込みます。







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