たちばなです。

東北の宮城県から、当社ホームページよりお問い合わせ頂きました。自分の苗字をそのまま社名にした、株式会社Mの「M」さん。40代後半の男性経営者です。


ホームページのお問い合わせフォームからのお問い合わせ。

コメント欄には、「資金繰りが厳しいので、相談に乗って欲しい」の一文と、電話番号のみ。


あまりにも情報量が少なく、アドバイスのしようもないし、ワタシのスケジュールも少し慌ただしかったので、メールでのやり取りも、レスポンスの悪さが想定されてしまう。

まして、Mさんの案件が緊急を要する案件なら、このやり取りすら、Mさんにはストレスになってしまう・・・と思い、思い切ってこちらからお電話を差し上げてみました。

だって・・・電話番号が書いてあるんだから・・・^^;。


「こんにちわぁ~、ホームページにお問い合わせ頂いた、たちばなはじめと申しますが・・・・今、お電話でお話ししてよろしいですかぁ??」


一般のお仕事をされている方にとって、未登録のケータイ番号からの着信は、人によってはかなり警戒する事は、経験上知っているので、Mさんに警戒されないように、努めて柔らかいトーンで、明るいトーンで・・・・気をつけてお電話差し上げました。



お電話では大体の現況を伺いました。

現在運営している会社は無借金。建築リフォーム業の会社です。

株式会社Mの前身の会社で、自宅を担保にして負ってしまった負債の弁済に追われており、株式会社Mで出た僅かばかりの利益が全部、そちらの弁済に持っていかれてしまい、自宅所有者であり連帯保証人である父親や、兄に迷惑をかけつつある状態、との事。

また、それによって取引先業者さんへの未払いも発生してしまい、未払いを残したまま、新規の発注は現金払い。「現金を喰う」状態になっています。”勘定合って、銭合わず”ってヤツです。


そんな状況下で、一般的に、前身会社とは言え、一度は返済に滞ってしまっている経歴を持つMさんは、新たに資金調達をするには大変厳しい状態。

せっかく後に続いた株式会社Mでは採算を合わせられる状況にあるのに・・・・

電話の向こうでMさんは・・・・・「資金調達のサポートをして頂きたいんですが・・・・」との事。


ワタシは言いました。

「ご意向は理解しました。ただ電話では埒があきませんから、お目にかかってお話しを伺いますよ。Mさんが東京においでになりますか?ワタシが宮城にいきましょうか?」

電話の四日後に、池袋のいつもの喫茶店でMさんとお目にかかりました。Mさんが上京下さったんです。



Mさんは、資金調達のサポートを念頭において、ワタシとの面談に臨んでいましたが、ワタシは資金調達は専門外。

一般に、「リスケ」を実行した企業は、中利や高利でないと資金調達が出来ませんが、そういった企業を詳細に審査して、条件次第で比較的低利で資金調達サポートをするコンサルタントに声をかけ、

「宮城から、依頼人が上京するんだけど、同席してくれないか?」とお願いし、Mさんとワタシ、そしてその資金調達コンサルタントのKさんと三者面談しました。




冒頭の10分で、資金調達コンサルのKさんは「白旗」でした。

Kさんの資金調達スキームは、過去に返済の滞りがあっても、現在の事業の収支がきちんとあっていて、現在の事業が健全に営まれているなら、融資出来る、というスキームにおいて、Mさんの会社は、現在の事業も「赤字が出ていない」程度の収益であり、Kさんが融資の為にサポート出来る基準を満たしていなかったのです。


やはり、いつもワタシがブログで書いている・・・・・

「資金調達に”絶対”はない!」が図星でした。

「借りてからは”借りた側”が絶対的に強い」のですから、「借りるまでは”貸す側”が強い」という事です。




MさんとKさんの話しをひと段落させ、ワタシからMさんに・・・・・提案しました。

「債権者よりも家族が大事なんでしょ?会社の経営は”穴の開いたバケツ”です。底に大きな穴が開いたまま、Mさんは蛇口から水を出そうとしている。穴からはドンドン水が漏れ、それが干上がらないようにあなたは水を入れようとする。でも、その水ももうすぐ出なくなる。いや、もう出ない。それじゃどうします?”穴を塞ぐしかないでしょう?我々は、その穴を塞ぐ作業のサポートをさせて頂きます。

救済計画は、こうです。つまり・・・・・」

その後、概略を役40分。海綿が水を吸い込むように、Mさんはワタシの話しを吸収して行きました。


「そんな事が出来るんですか?」とMさん。


「ワタシはやりました。経験者です。現在も訴追は受けていません。だって・・・・”借りてからは借りた側が絶対的に強い”んですから・・・・」とワタシ。


Mさんは、

「一度宮城に持ち帰って検討したのでは、時間も交通費も勿体ないので、すぐに段取りをして頂けませんか?」とワタシに話し、即日ご契約。現在、すでにコンサルテーションは動き出しています。



Mさんは、会社及び事業の存続を強く希望されています。

でも、負債もあり、買掛金の未払いもある。こんな状況で、債務整理などの相談をしようものなら・・・・あっという間にセンセイからは、”破産しかないねぇ・・・”となる事でしょう。

破産すれば、自宅も、車も、生命保険も・・・・子供の学資保険の果てまで放出。会社も事業も継続不能。

しかも、Mさんには一部税金の滞納があります。破産しても納税義務は消えません。

「返せ返せとは言われなくなるが、払え払えとは言われ続ける。」のが破産です。当然ながら資金調達は向こう7年は出来ない。我々は強く思います。「債務整理などと言うものは”救済”などとは呼ばない!」と。


我々はMさんの事業を再生させます。

Mさんの会社や事業を存続させるために、限られたお金の量を最も有効に使おうとすると、借入金の返済は”後回し”という事になります。

事業存続の為には、買掛金の支払いの方が優先順位が高い!という事に気づいて頂きたい。


確信に近い想像ですが、Mさんが今後幾らかずつでも、返済を続けたところで・・・・・銀行がMさんにお金を新規で融資する日は、来ないでしょう。来たとしても、それは7年以上先の話。

もし、銀行の融資担当者がこれを読み、「そんな事はない!」と抗弁したところで、実際に融資を検討する段階になれば、その担当者はすでに他の支店へ異動。もしくは定年で退職。彼らにはいくらでも逃げ道があるのです。



実際、頭の中では”そのようにありたい”と思っていても、実践できる経営者は・・・・・ごくごくわずか。

ワタシだって、三年前までそうでした。師匠に叱責を受け、思い直し・・・・現在はそういう方の相談相手を生業にしています。

我々は、頭の中になんとなくある、本来あるべき経営者。事業主の欲求を満たすために存在しています。




宮城県から、わざわざ新幹線に乗り、得体のしれない”たちばなはじめ”などと言う偽名を使った人物に会い、救済を求める。Mさんはそれぐらい追い込まれた状況にあった、という事です。

そんな追い込まれた状況であっても、債務整理の相談にMさんは行かなかった。それはなぜか?

”債務整理”が債務者にフィットとした”救済手段”ではないからなんです。

そこいついては、Mさんは誠に冷静なご判断をされた、という事でしょう。





Mさん含めて、多くのクライアントさんが、契約後にワタシに言います。「もっと早く相談すれば良かった・・・・」と。ワタシも師匠に救済求めて、助けられた時に強くそう思いました。


借金問題は病気と一緒!

セカンドオピニオンが大事!

早期発見早期治療が大事!


これにつきます。





自己破産しちゃいけない! 自殺はもっとしちゃいけない!!



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