こんにちは。たちばなです。

月曜日から始まった国内各地の行脚も、金曜日の昨日で一段落。

本日は土曜日。新潟の自宅でOFF。長女はお友達の家に遊びに行き。次女と三女は幼稚園の未満児保育。妻は仕事へ出かけ、母親はワタシの4泊5日の出張で出た洗濯に追われています。


さて・・・・その国内行脚での木曜日の出来事を本日はしたためます。宮城県仙台市に行ってきました。


仙台には、ワタシと半年ほど前に契約したクライアントがいます。Yさんです。

Facebookでワタシの存在を知り、HPでワタシに問い合わせ、都内でのセミナーを聴講し、個別面談。即日のご契約。


リスケはしていたものの、その後の延滞もつかない状態でのご相談だったので、病気で言えば「比較的軽症」の段階でした。

その段階で我々が、経営の助言をさせて頂き、三か月ほどでキャッシュフローが出来た方でした。


それを示すバロメーターは、お電話頂く回数です。契約から3か月ほどは、

「大丈夫なんですか?」とか

「ホントに上手く行くんですか?」とか

「たちばなさんはどうやったんですか?」とか・・・・・

自分の不安を取り去りたい一心で、ワタシに頻繁にお電話下さいましたが・・・・・ある時を境に、ぱったりと電話が止まりました。


「便りが無いのは元気な証拠。」


マルホ融資の債務者は、無理に銀行に返済しても、リスケしている以上は・・・・100年経っても元金が消えません。マルホ融資は、いっそのことサービサーに移行してもらった方が、元金が優先されるので、何十年か経てば、元金が消えるんです。


返済に関して・・・・銀行は利息が優先。保証協会は元金が優先。所轄官庁が違うから。これ重要。


要は・・・・・

マルホ融資に於いて、リスケしてしまって融資が受けられない企業は、無理して銀行に利息を払うより、保証協会に代位弁済して貰って、保証協会で支払いを継続すれば、利息より元金が優先されるんだから、何十年か経てば、借入金の元金が消えます。

銀行に債務が残ったまま返済しても、利息が優先されるんだから、いつまで経っても借入金は消えない。


「そんな事やったら、まともに銀行と付き合えなくなる。」ですって?

もう、融資してくれない時点でまともに付き合えていませんよ。ただただ返済しているだけの相手ではありませんか?貸金業者に”貸金”して貰えないんだから、その時点でまともに付き合えていません。


さあ皆さん?どっちがいいですか?・・・・・って話しなんです。

だったら、保証協会に移行してしまった方がいいんじゃない?いずれは借金が消えるんだから。

尤も、それでも解決するのは何十年後。だったら更に良いのは優先順位を考えて払うのを一時的に止める。一時的に止めて5年経てば時効。これは法律で決まっている事。


時効を狙う事が道義的に良いのかどうか、と言う議論は不毛。

じゃ、破産は道義的責任が無いのか?と言う話になる。同じ事。


優先順位を考えるとは、こういう事ではないのかと我々は考えるのです。

これを実行する事で、「それほど怖くない。相手はそれほど強くない。」と言う事はこれまで何度もブログで書いてきました。


Nさんは現在、優先順位を考えて・・・・つまり銀行や保証協会よりも、家族を優先に考える返済を実行中。

現在は、お問い合わせ頂いた当初とは格段に良化した経営状態を展開しています。




そんなNさんとお付き合いしてもう半年。

久しぶりにYさんから私に電話がありました。「地元の友人の相談に乗ってやってほしい」と。


数時間後にその友人のSさんからお電話があり、「一度仙台にお越しくださいませんか?」と依頼があったのが約一週間前。

仙台駅の中央改札でSさんにお目にかかりました。30代の独身男性。肩書は「専務取締役」でした。

お父上が社長との事。社長はワタシが仙台に来て専務と会っている事は知らない、との事。


ワタシはその瞬間・・・・「今回の仙台出張は無駄足に終わる」と思いました。

我々の提案は、社長または、社長が事前に内容を把握して専務に権限を委譲した場合のみ決済できる内容です。専務のスタンドプレーでは、話はすすまないんです。


そうはいっても依頼人。仙台駅近くのホテルで面談しました。紹介者でクライアントのYさんも同席で。


負債総額は複数の銀行で合計約1億円。あと数十万円ローンが残っている自宅を担保にされ、ご本人とお父上が保証人。会社は二年連続赤字。

二年前からリスケを実行しており、現在は利息の支払いのみで月額12万円。

銀行から、「今後リスケはもう出来ない。」と言われ、外部の士業顧問を交えて鋭意交渉中。妥結案として今後は月額元利返済を70万円を落としどころとして、交渉をしている最中なんだとか。


加えて、Sさんはワタシにこう言いました。

「バンクミーティングと顧問との打ち合わせに行かなければいけない。お呼びしておいて失礼ですが、あまりたちばなさんとお話しする時間が無くなってしまったんです。」と。




「そうですか。ワタシは交通費とホテル代をSさんから頂くので損はしませんが、良く考えて下さい。

12万円の利息払いで会社が資金繰りが上手く行かない状態で、70万円の妥結交渉を行う事が会社にとって良い事だと本気で考えているのですか?また、顧問の方に4万円の顧問料をを支払い続けているとの事ですが、あなたの会社は二期連続で赤字を計上したんですよ。それを知っていて顧問は毎月4万円の顧問料?決算期には別途決算報酬?ワタシには理解しかねます。

ワタシが顧問だったら、顧問料受ける事を躊躇します。そして、12万円の経費を70万円に増やす交渉について顧問と打ち合わせを重ね、自分はこれまでと変わりなし。これをあなたは”センセイ”と呼んでいる。まったく理解できません。

二期連続で赤字を出しているあなたの会社。仮に10%の利益率だったとしましょう。

アナタが顧問料の4万円の原資を新たに作ろうと思ったら毎月新たに40万円の売り上げを作らなければならないのです。反対に、4万円を削減出来たら、40万円売り上げが下がっても同じ事。

もっと言うと、12万円の支払原資を70万円に増やして会社を維持し続けようとすると、あなたは来月から毎月580万円の売り上げを増加させないと、今までと同じようにはいかない、という事なんですよ。

わかっていますか?」


「ええ、わかっています。わかっていますけど行かなければなりません。交通費をお支払します。」とSさんは28000円をワタシに支払いました。ワタシは受け取りました。


「ワタシは契約先でもなんでもないですから、28000円は受け取ります。ここのホテル宿泊代もSさんが負担ですから、実際は35000円です。あなたは事もなげにワタシに35000円を支払いましたが、この35000円の原資を作る為に、あなたが会社でいくらの売り上げを作らなければいけないかを考えて下さい。

それが出来ないなら、返済を抑えるしかありません。いや、返済を止めるしかありません。

また、あなたが35000円を領収証も取らずに平気でいられる経済状態ならば、現状の会社において、一番の高コストの元凶はあなた自身であるという事です。

高コストの給料を受け取りながら、会社は二期連続で赤字。資金繰りはままならない。そして、あなたは返済コストを上昇させる交渉を優先し、返済コストを減らす提案をしようとしているワタシとの話しを止めようとしている。

ハッキリ言ってしまうと、あなたの選択肢は二つ。会社を辞めるか、返済を止めるか、しかないんですよ。気づいて下さい!」


「いみじくも。Sさんは、ワタシに”ええ、わかっています。”とおっしゃいましたが、あなたは全然わかっていない。少し私が年上ですから、頭ごなしに聞こえるかもしれませんが、ワタシだって交通費を頂く以上、少しでも仕事をして帰りたいです。あなたのやろうとしている事は、会社に損を負わせているに等しい。」




傍らで頷く紹介者のYさん。

半年前に我々と契約し、返済を停止し、キャッシュフローが改善した人間としてはワタシのいう事は良く理解出来ている模様。


それでもSさんは、「ええ、わかっています。わかっているんです。」との言葉を残し、ワタシとの話しを40分ほどで切り上げ、税理士と銀行との交渉打ち合わせに出て行きました。18時に仙台入りして、ホテルに移動し、Sさんとの話しは19時には終わってしまいました。


Yさんは、ワタシに謝罪しました。「申し訳ない。」と。


「別にYさんのせいじゃありません。謝られる様な問題じゃありませんし、ワタシは交通費とホテル代を頂いている。損をしたとすれば「時間」くらい。それよりもYさんと再会できた事は、ワタシとって収穫と言えますから、”いってコイ”ですね。収支トントンですよ。」と答えました。





その後、ホテル近くの居酒屋で、Yさんと一献。

本当なら主賓のSさんも一緒に三人の予定でしたが、打ち合わせに行ってしまったので、我々との契約後の進捗について、お話しを伺いました。


銀行との戦いも、かなり落ち着きを見せ、キャッシュフローがかなり改善されている模様。

Yさんは、ワタシがブログで書けない部分の情報を欲している様子だったので、お酒の勢いに任せて、全部お話ししました。驚きと羨望のまなざしでワタシを見るので、ワタシも調子に乗ってべらべらしゃべってしまいました^^;。







Yさん、「今度妻と新潟に行って、たちばなさんの日常を見てみたい。」との事。

ワタシ、「どうぞ!どうぞ!ワタシの事を”踏み倒し屋”と言ってはばからない口の悪い女房と歓待します!」と答えました。

Yさんの新潟へのご来訪を待ちたいと思います。






ワタシ、現在ご契約頂いたクライアントさんが200数十件ございますが、クライアントさんには二種類いらっしゃる様な気がします。


一方は、改善後も積極的にワタシから情報を得ようと、積極的にコミュニケーションをお取り下さる方。

一方は、資金繰りが安定したから、早く忘れたい、と距離を置く方。


どちらでもワタシは構いません。社会のワタシの仕事に対する評価が「グレイ」であったり「ウラ稼業」である事は知っています。


でも、ワタシはセミナーでいつも言います。


・ワタシは法律のウラ話をしているつもりはありません。借金の時効も税金の時効もある。

・ワタシは法律の盲点をすり抜けているつもりはありません。経験上の法律の本当の事だけを話しています。

・ワタシは債権者や債務整理に関わる方々とケンカしたい意向はありません。ただただ国内法に基づき仕事をしています。

・ワタシは勝利の為に仕事をしません。救済の為に仕事をしています。依頼人の資金繰り改善ただ一つの為に。

・ワタシはビジネスをしています。後払いとはいえお金は頂きます。支払が無ければコンサル停止します。

・ワタシは返せる人は返した方が良いと思います。でも優先順位を考えて、と言っています。

・ワタシは踏み倒しなどしていません。銀行によって設定された担保物件を銀行に明け渡しました。これは立派な弁済行為です。



国内法は借りるまでは”貸す側”。借りてからは”借りた側”が絶対的に圧倒的に強い!





仙台のYさんとのお酒でのお話しで、

「最近、たちばなさんのブログが短くて読みごたえがない。」

と指摘されましたので、今日は少々長めにしたためました。


今夜の夕食は、仙台駅で購入した牛タンと笹かまぼこ。焼酎を飲みながら楽しみたいと思います。



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