こんにちは。たちばなです。

本日は月曜日。新潟の地元から大阪へ向かう特急列車車内からのブログ発信です。


特急北越と特急サンダーバードを乗り継いで・・・6時間の旅。

新幹線を乗り継いでも・・・5時間強です。

特急ルートのグリーン席料金と新幹線ルートの指定席料金がほぼ同額。乗り換えも一回で済むので、特急電車での旅を選択しました。上越新幹線はトンネルが多くてつまらないんだよね(笑)


今夜、大阪市内でとある業種団体からのご依頼を受けてお話しさせて頂くんです。100分のお時間を頂いています。

一般に、「不況業種」と言われている業界と認識しています。人知れずお困りの方もいらっしゃるでしょう。

ワタシのおしゃべりで、少しでも勇気と希望をお持ちいただければ・・・という想いで今夜もお話しします。




さて、先週と先々週の二週間合わせて、8件のご相談に乗りました。

その中で、30歳以下の方のご相談が5件ありました。少し思うところがありましたので、6時間の旅の中で備忘録としてブログをしたためたいと思います。





その30歳以下の5名の方の中のお一人。Aさん。30歳男性。離婚歴あり。

国内のとある街で、風俗店を営んでいます。借入総額は約6000万円。

金融機関からの借り入れは、ノンバンクからの150万円。毎月5万円程度の返済でした。


それ以外5千数百万円は・・・全部、知人や業界有力者からの借入。合計で8件。

ほとんどが違法な金利。毎月300万円近くを返済に廻していました。


Aさんの要請は・・・・・金融機関から6000万円を借りて、彼らに返済し、金融機関にゆっくり返済したい、との事。


「そんな自分本位なプランは通用しません。ワタシにはそんな都合の良い資金調達ルートはありませんし、あってもあなたには紹介しないですよ。

だいたい、”風俗店だから無理だろう”と思って、てっとり早く調達する為に、ヤバいルートと違法な金利でカネを借り、事業を始めたんでしょう?

ワタシがもしあなたと同じ様な発想を持って、あなたにカネを借りに言ったらあなたはワタシにカネを貸さないでしょう?それと同じです。

アナタの発想や経済状態、職種で、国内のまともな貸金業者でカネを貸す人は居ません。

ですから、売上を伸ばすか、返済を圧縮するしかありません。

もしくは、事業を辞めて他の職種に鞍替えすればよいのでは?

そんな状態の中で、我々は返済圧縮という手段を選択された方に、手ほどきをするのが本職です。

そういう観点から申し上げると、この金利は違法ですから、こんなに払う必要ありません。減額要請か返済停止を実行すべきです。というのが我々の現時点で申し上げられる指導方針です。」


とワタシが申し上げると、Aさんは

「そんなのが通用する人たちじゃないんです。一生奴隷で働くか、死んで詫びるしかないです。」と。


「あなたが死んだって、債権者は一円にもならない。どんな有力者か知りませんが、人を殺してはいけない、と言う事はどの人間も同じように法律が適用されますが。」と言うと、


Aさんは、”何もわかっていない”と言いたげな仕草で・・・

「とにかく返済を遅れさせたり、止めたりなんかできないですよ。お金借りれませんかねぇ。」


自分本位な欲求にムカムカしましたが、「まぁ若いから仕方ないか。」と思い、答えました。


「アナタの債権者に返済が遅れるとウルサイから、他のうるさくない所からお金を借りて、うるさいところを黙らせる、と言う発想で、あなたに強力出来る訳がないじゃないですか。そもそもワタシは調達は本業ではありませんし。

ワタシが出来る施しは、返済の圧縮か停止しかありません。」


「いや、だから・・・・返済の圧縮なんか出来ません。殺されます。じゃ、ワタシはアチコチ走り回って、カネを借りて返済し続けます!」

声高らかな宣言は結構ですが、そんなの・・・・・いったい誰が理解できるというのでしょう。暗澹たる気持ちになりました。


このようなやり取りが二時間ほど。誠に空虚な時間でしたが、Aさんにとっては大問題でしょうから、その他の事業の各論について、ご相談に乗りました。

ただ、全体像として、事業主であるAさんの考えを変えるには少々時間が短すぎました。

「頑張って下さい。死んではいけませんよ。」と申し上げてお帰り頂きました。










次に、28歳男性のYさん。都内で、とある業種の営業をフルコミッション型給与で行っている個人事業主です。

クレジットやノンバンク合わせて230万円の借入残。毎月7万円ほどの返済がシンドい、とのご相談。

資産を保有しておらず、来週以降の食費や生活費にも困っている模様。

「取られるものが無いんだから、しばらくの間返済を放置しておいて、生活再建にいそしんで下さい。特に我々と契約する必要もありません。放っておくだけですから。督促状来ても紙ですから、何にも起きません。電話かかってきたら、”今、生活再建中です。頑張ってます。努力してます。”で対応して下さい。

この一点張りでいいです。逃げたら追いかけて来ますので、追いかけられたくなかったら、かかってくる電話には出て、謝っておいて下さい。

フルコミッション型の給与って・・・・危なっかしい仕事ですね。やるなとは言いませんが、どうしてもそれを続けたいなら、アルバイトも兼ねて、不足分を補ったらいいと思います。

働く場所??いっぱいあるでしょう?どこの会社も人が足りないって言っていますよ。

ブラックだろうがホワイトだろうが関係ないでしょう。牛丼盛っていれば、一時間で1500円貰える時代ですよ。そんなえり好みしていられるような立場ではない事を理解して下さい。」


とアドバイスしてお帰り頂きました。










もう一件、28歳の女性、V子さん。とある事業の営業代行をしている方。この方もフルコミッション型の個人事業主。

かつて交際していた男性とお互いのカードなどを使いあって、それぞれに借金を重ねて行き、その後交際は終了。二人で総額約600万円。毎月16万円ほどの返済がきついとの事。

現在は交際していないが、連絡を取り合って、それぞれにお金を渡しあって、それぞれに返済しているという状態。


前述した、Yさんに対するアドバイスを同様にさせて頂きました。

ただ、V子さんの場合は単独でご相談にお見えになり、元交際相手の負債状況や保有資産状況については十分に確認出来なかった事もあり、元交際相手の負債が複雑に絡んでいる事も手伝って、継続的に審議を重ねて行く事に致しました。











43歳、働き盛りのワタシ。年寄ぶるつもりはありませんが、上記3名のあまりの無鉄砲ぶりには・・・・

「若気の至り」だけで片付けて良いのか??という想いを禁じ得ません。

あまりにも身勝手。あまりにも無知。あまりにも甘い。そして、あまりにも無鉄砲。


彼らが安易に借金を重ねて、今日の困窮状態を作ってしまった事は明らかです。

しかし・・・・・本当に彼らだけが悪いのでしょうか?


彼らのような人間を審査し、「コイツらなら大丈夫!」と判断した貸金業者側に、本当に過失はないのでしょうか?

彼らは審査をしているんです。貸すか貸さないかの決裁権は貸す側にあるんです。

「過去に事故歴が無いから・・・」などという安易な審査で、カネを貸す環境を整備し続けている貸金業者側に、本当に過失はないんでしょうか?








若き債務者の無鉄砲ぶりを批判する事は簡単ですが、同時にそんな人間に、簡単な審査でカネを貸す側にも、無鉄砲さを感じる以上、また依頼人からお金を頂くビジネスである以上、ワタシは債務者側の観点に立って、貸した側の無鉄砲さを責め続け、債務者救済にいそしもうと思います。

愚直なまでに国内法に基づいて、粛々と・・・・・・。














特急電車は、新潟県から間もなく富山県に入ります。まだまだ電車の旅は続きますが、本日のブログはこの辺で。


これからの時間は・・・・・

武田邦彦著 「日本人の9割が思い違いとしている問題に、あえて白黒つけてみた」

を読みながら車中を過ごしたいと思います。




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