こんにちは。たちばなです。

本日は金曜日。新潟の自宅からのブログ発信です。


東京では桜も咲き始め、まさに街並みは桜色。控えめな色彩は目に優しいものです。

新潟では、まだやや肌寒い。桜の見ごろはしばらく先になりそうです。


都内でいつもお世話になっている方から贈り物を頂戴しました。「デコポン」。

その方が熊本出身という事もあり、毎年当家に送って下さるんです。

ここの所、二か月おきに福岡でセミナーをさせて頂けるようになったり、九州地区には良縁が多くありがたい限りです。


その方は・・・・たしか大の甘党だったなぁ。

頂きっぱなしも悪いので、新潟の「笹だんご」でも買っていこうかしら・・・などと一人考えています(笑)









さて・・・・先日、お久しぶりの方にご連絡いただき、面談にて再会しました。

千葉県で、とある農産品の製造や販売を手掛ける事業主のCさん。50代男性です。



話は二年前に遡ります。


Cさんとは、二年ほど前に、既存のクライアントから、「私の知人も助けてやって欲しい」と連絡があり、その方の取り計らいで千葉県内で面談した事を憶えています。

900坪ほどの所有している土地に工場と自宅を供え、事業を始めて15年。

ここ数年で売り上げが下がり、それ以前に業績拡大を見込んで実行した設備投資の資金負担が重くのしかかり、営業利益ではどうにか採算を合わせるも、返済原資を生む状況にならず、資金繰りショートが目前に迫っている状況でした。リスケは既に実行されており、元金数万円以外は利息を支払っている状況でした。


従業員数や、会社の設備、環境を見ながら、販売及び一般管理費は、削りに削っている状況である事は、損益計算書を見て解りました。

ワタシから・・・・

「借入金返済や利息の支払いを停止すればよろしいのではないでしょうか?

リスケをしている限り、Cさんの会社の借金問題は永久に解決しません。でもCさんの命は永久ではありませんよね?返済を停止すれば最長でも5年ないし10年で解決します。

ここ数か月で毎日毎日銀行に呼びつけられ、銀行の満足する再生計画を作り続けるなんて生産性が無さすぎます。付き合いを止めるべきです。

事業はまだ採算が合っているのですから、銀行との付き合いを止めて、そこで出た含み益で取引先との良好な関係性を維持し、業績拡大に力を注ぎましょうよ。優先順位を考えて頂きたいです。」


概略としてはこんな話をしまして、Cさんに一度は「世話になると思いますが、家族にも話したい。」として保留になったまま二年が経過していました。



イチイチこちらから、「意思は決まりましたか?」なんて電話するのもバカバカしいし、その気になったら電話来るだろうと思っていましたが、Cさんはそれ以降ワタシに電話はしてきませんでした。


ニケ月ほど経過した後、Cさんを紹介してくれた既存客の方に会う用事があったので、

「その後Cさん・・・お元気ですか?」と水を向けると、紹介者の方の顔が曇りました。


「たちばなさん、申し訳なかった。実はCさんはあの後、銀行出身の”事業再生コンサルタント”って言う人間と面談を重ねて、そっちで世話になる事にした、とウチに連絡があったんです。

紹介者として、たちばなさんに申し訳なく思っていて、なかなか話せなかったんです。申し訳ない。」との事。


「なんだぁ~そうでしたか。それならそれでいいんですよ。あなたが気に病む必要はありません。縁が無かったとは言え、Cさんの会社がそれで再生されるならそれでいいじゃないですか。」




こんなやり取りを経て、Cさんの案件は、ワタシの手から離れました。




それから二年が経過して、そのCさんからまた連絡があったんです。”もう一回相談に乗って欲しい”って。

Cさんはその後、大手銀行出身で認定事業再生士の資格を持つコンサルタントと契約し、契約金100万円と月額コンサルタント料25万円を支払いながら、再生の道を歩むことになったそうです。


借入金の返済については、更なるリスケを実行。

元金据え置きにし、利息もいくらか減免。でも毎月70万円ほどの支払いは継続されるものでした。

売り上げ増加策には、綿密な営業会議を頻繁に開催。販管費も更なる圧縮を強いられ、従業員から反発を招き、人材流出が発生。

Cさんから、更なる利息支払い減免をコンサルタントに相談すると、コンサルタントは”これ以上は無理”と、返され、コンサルタント料の減額を要求すると、その方から契約破棄を提案され、放置されてしまった、との事。

営業会議でも、コンサルタントがマニュアルを作り、スタッフに復唱をさせ、「もっと頑張って営業廻りましょう」というものだったそうで、成果が出ないと、コーチングコンサルタントを呼び寄せ、研修会を開催。

コーチングの費用は・・・モチロンCさんが負担。数十万円というモノでした。




一定の成果を生み、資金繰りは改善されたものの、銀行からは返済額の増額要請を受け、再び企業経営が窮地に立たされつつあるとの事。


そんな経緯を経て、再びワタシにお電話を下さった、と言うのです。





ワタシからこんな風に話しました。


「すべての銀行出身者が悪いなんてことはありませんが、銀行出身者は一部を除いて銀行とケンカが出来ません。彼らが金融面で出来る事は、殆どがリスケ。返済停止までは実行できません。

そんなことをすれば、企業から資金調達の依頼が仕事として入ってきた時に、不利になるからです。

また、営業面でもサポートする、との触れ込みだったそうですが、銀行出身者が、商売した事も無いのに、どうやってその業界の特性や独自性を理解せず、営業をサポートし売り上げを増加させようって言うのか・・・・・・ワタシに言わせれば、そんな魔法みたいなこと、出来るんだったら、ワタシにもしてほしい、って思っちゃいますよ(笑)


ワタシは、再生コンサルタントではありません。資金繰り支援コンサルタントです。

事業を再生させるなんて大それたことは出来ませんし、言いません。

再生させやすい環境を作って差し上げる事は出来ます。

我々が考える、”再生させやすい環境”とは・・・・融資してくれない銀行との縁を切る事だと考えています。


あくまでも、再生させるのは、代表者であり、その人物から業務に関する負託を受けた役員や従業員の方々です。

関わった事も無い業種・業界に希薄な知識のまま立ち入り、アレコレ掻き回す事は、事業再生の妨げになるし、何よりも事業主の邪魔になると考えています。

”わかる事はわかる。わからない事はわからない。”と言います。


事業継続や人生を”走る事”に見立てると、Cさんは現在、懸命に走ろうと努力されている事は解ります。

でも、Cさんの足には、とっても重い”足かせ”が付いていて、これをCさんは絶対に外せない、って考えているんです。


それを我々が”外してあげますよ”って言っているんです。

だからと言って、Cさんが走らなくて良いわけではないんです。これまで以上に一生懸命に走って頂く事は必須条件なんです。

これをやらなくても良くて、”事業を再生させます!”なんてコンサルタントがいたら、ワタシはお目にかかってみたいですよ。あくまでも頑張るのはCさん、あなた自身なんです。

営業利益段階で収支が合っていない・・・・・もしくは、今後営業利益を出せる環境が見いだせないのであれば、事業をたたんで頂く事を勧めるのも我々の仕事の一つです。



事業をたたむのであれば、それはそれで残った負債を始末する為に・・・・・・

「自己破産させない屋」として

我々が仕事をさせて頂き、Cさんが早く次の仕事を見つけやすい環境は作って差し上げます。

こうなってくると、人生再生コンサルタントと言えるかもしれませんね(笑)」





Cさんは、事業をたたむ前提で残っている数億円の負債に関して、当方に正式に依頼しました。

Cさんは、新たにやりたい事業プランがあります。それを始める為に、資金を確保する為に、我々に仕事を依頼するんです。

Cさんは事業を再生は出来ませんでしたが、人生を再生する為に当方をお選びになりました。


「たちばなさん、ワタシの新会社の役員に名を連ねない?」と言われましたが、丁重にお断りしました(笑)



「Cさん、ワタシ・・・・新潟で小売業で一度失敗しているんですよ。謙遜しているワケじゃなく、ワタシは適材ではありません。新たな借金はしばらくできませんから、当分ワタシは新会社で用事は無いでしょう。

旧会社の負債圧縮の仕事に専念しますね。」





こまかな手法は、ここでは書けませんが、Cさんは旧会社の代表を降りました。

新たに代表を据えて、新代表の動きを我々が指導する事で、Cさんをこれまでの負債から救済します。







もう一度言っておきます。

ワタシは事業再生コンサルタントではありません。


資金繰り支援コンサルタント・自己破産させない屋です。


あくまでも再生させるのは事業主自身。我々はそれをやりやすい環境を作って差し上げるに過ぎません。

返済を停止し、それでも事業継続が困難な場合は、事業をたたむ事で負債を始末する事もさせて頂きます。








華々しい経歴や、保有資格に惑わされず、ご自身の事業の趨勢や、今後の人生展開を考えつつ、相談者の選定は、慎重にも慎重を重ねられますよう、本ブログにて読者に進言いたします。


「どうしても、たちばなはじめじゃいやだ!銀行出身のコンサルタントがいい!」って言う方がいらっしゃいましたら、どうぞお問い合わせ下さい。

骨太で志の高い銀行出身コンサルタントを紹介しますよ。本当に。



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