こんにちは。たちばなです。

本日は日曜日。新潟の自宅からのブログ発信です。


新潟も少しずつ寒くなって参りました。

本日の最高気温は16度との事。肥満体質のワタシにとってはありがたい気候になりうれしく思っております。


今週は火曜日から・・・浜松・東京・長崎・東京とセミナーや個別面談等で行脚します。


・東京セミナーはコチラ↓

http://shikinguri-kaizen.com/


・長崎セミナーはこちら↓


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特に長崎セミナーは、30名ほどの定員で開催予定だったんですが、多くの皆さんに関心をお持ちいただき、現在50名を超えるお申し込みを頂きました。主催者は税理士の先生。

お忙しい中を対応して下さり、会場を急遽大きくしまして、80名対応の会場に変更いたしました。

その他数名、士業の先生方もご聴講においでになるようです。

お時間を頂ける方がいらっしゃいましたら是非お出かけ下さいませ。



また、年内のワタシの国内各地でのセミナー日程がほぼ固まりました。

10月28日(水)東京神田小川町

10月29日(木)長崎市

11月10日(火)金沢市

11月13日(金)東京神田小川町

11月25日(水)東京神田小川町

11月26日(木)千葉県野田市

12月4日(金)神戸市

12月5日(土)島根県出雲市

12月6日(日)大阪市

12月7日(月)愛知県岡崎市

12月8日(火)浜松市

12月9日(水)東京神田小川町

12月12日(土)宮城県仙台市

12月16日(水)東京神田小川町

現時点で・・・・上記開催が確定しております。


詳細・お申し込み頂けるようでしたら、下記より詳細チェックの上、お申込みお問い合わせくださいませ。

http://stop-jikohasan.com/seminar/index.html









さて・・・・・前回のブログで、ワタシは「case 348 不要な焦燥感」と題し、文をしたためました。

そして・・・今回のブログで、ワタシは「case 349 持つべき焦燥感」と題し、文をしたためます。


似たような案件が続いたので、書こうと思いました。


北陸地域で美容関連の事業を展開されている40代の事業主。Tさんです。

とあるファミレスでドリンクバーを頂きながら相談を受けました。面談料は2000円。

Tさんは複数店舗で事業を展開されています。

会社として約4000万円の借入残があり、保証協会付き融資と政府系からの無担保融資でした。

リスケを実行しており、月額元利返済は約45万円。

一部の重要戦力だった従業員が退職したことで、売り上げが下がってしまい、資金繰りに困窮する状態になってしまったんだとか。

一部消費税の未納分を分納している状態。社会保険料も延滞をしている状態です。


個人的にも借入があり、運転資金に廻っているようです。

約250万円ほどの借入残。毎月10万円ほど返済しているようです。

またTさんは、ご自宅を保有しており、まだ20年以上ローンが残っています。

そして、80歳近くになるご両親の住むご実家を担保に入れていらっしゃいました。



「税金や社会保険料を滞納し、それでも銀行に返済している状態はまともではありません。

また、残った従業員さんの労働環境も良くないようですね。

顧客満足度を上げなければいけない時に、銀行への返済を優先するのは正しい選択ではありません。

税金を納め、社会保険料を納め、従業員環境を良好にしてから、返済を再開しても良いのではないですか?

自宅やご実家?

不動産の対応策はこちらでもいくつか持っています。

所有する事が目的なのか、生活するのが目的なのか、お金を残すことが目的なのかで変わります。

今のまま無策でこのままじり貧を迎える事は、決してTさんやTさんの事業にプラスにはなりません。」


上記のようなアドバイスをしたと思います。


「今日は、情報を訊きに来ただけなので・・・。まだリスケという手段もありますし。」とTさん。


「そうですか。それも良いですよ。今までも”情報だけ訊きに来た”という人は少なくありません。

でも、そういう方の中で、Tさんの資金繰りは一番良くない環境にある事をわかって下さい。

情報を訊きに来て、アドバイスを受けて・・・・・ワタシはあなたが結局何もしないような気がしてなりません。

リスケはやってはいけない、と強く進言しておきます。

リスケしたら借金は終わりません。でもいずれあなたの命は終わります。

家を相続するリスクと借金を相続するリスクの重要な選択を残された親族にゆだねるべきではありません。

リスケしたら借金は終わりません。リスケは出口戦略ではありません。問題の先送りです。

経営者は常に”出口戦略”を求められます。

出口戦略無き経営者は失格です。常に出口戦略を求められるんです。

リスケしたら借金終わりません。返済を停止したら5年ないし10年で借金は終わるんです。

いろんな情報を入手し、我々以外の手法の出口戦略をTさんがお持ちなら、それでも良いんです。

数ある戦略の中から、自分に合った戦略を選択できるならそれでも良いんです。

でももし・・・・そうでないのだとしたら・・・・・ワタシはTさんの事業体は、すぐにでも手を打つべきだと思いますよ。

今、こうしてワタシと話している間にも、Tさんの事業体は出血し続けているんです。

とにかく、可及的速やかに戦略を講じる事をお勧めします。」



「そうですね・・・・考えておきます。」とTさん。面談は一時間少々で終わったと思います。

おそらくTさんはリスケを実行するでしょう。でも、そんな状況ではないと思ったのはワタシ。


リスケをしてその後、通常返済に戻り事業を繁栄させた例は・・・・1%あるかどうか・・・・。













また、北関東の事業主で衣料品のネット販売をされている事業主、60代男性のRさん。


ネット販売で年商数億円を売り上げてはいますが、慢性的に資金不足な経営状態。

銀行や信金、政府系から合計で1億4千万円ほどの借入残。

ご自宅を担保に入れており、リスケを実行。毎月20万円ほどを返済しています。


ネット販売の売り上げが下がり基調の中で、銀行の支援が受けられないので、取引先から在庫面と資金面での”バックアップ”を得る予定の中で、アドバイスを受けたい、との事。




「ワタシも以前小売業をやっていた身として申し上げますが、

銀行の返済がままならない経済状況と経営環境の中で、在庫を拡充し、取引先から一時的に資金協力を受けたからと言って、衣料品の売り上げが飛躍的に伸びる環境は日本にはありません。

モノ余りの日本ですし、おそらくRさんの扱う商品は他でも扱うでしょう。

飛躍的に売れる商材があれば、それは他社でも売られます。早晩値下げ合戦になり、収益性は下がります。

また独占的に販売できるものがあったとして、それが飛躍的に売れるようなものなら、仕入先はご自身で売るのではないでしょうか?

現状、この後に、取引先の支援によって仮に現状より三割売り上げが伸びたとして、そうなったら取引先の支援を受けずに自助努力で経営が続けられる環境になりますか?

ワタシはならないと思います。引き続き取引先のバックアップを受け続け、その金額が増大し、取引先からストップがかかるのは目に見えています。

そして、その瞬間から、取引先は、あなたにとって”債権者”に変わるのです。

その時の財源をお持ちですか?


結論を申し上げますが、取引先からのバックアップは受けるべきではありません。

在庫面でのバックアップは良いと思いますが、資金面のバックアップは受けるべきではありません。

Rさんに、今以上の返済能力が無いからです。

リスケしている時点で、あなたはまもとに返済できていないからです。

今以上、被害者を増やすべきでないし、今以上被害金額を増やすべきでない。

拡大基調を止め、銀行への返済を停止し、自己資金で回せるような環境を作るべきです。

返済見込みが無いまま、カネを借りる事は詐欺に近い。借りるべきではありません。」







手帳を出し、メモを取り続けたRさんの手が止まり、手帳を閉じ、ペンを置きました。

その後は、ワタシの話の聞き役に廻りました。ワタシに反論する事もしません。

ワタシには「会話をやり過ごしている」という風に思えました。


おそらく、ワタシのアドバイスがご自身の意に沿わなかったのでしょう。

「持ち帰って考えます。」と、言葉を残しお帰りになりました。


Rさんは、取引先からバックアップを受けると思います。慢性的な赤字状態で更に金を借り続けると思います。

金融機関なら、それでも良いと思います。それが商売だから。

でも取引先は違います。利息を取るかとらないかは解りませんが、半分善意で半分ビジネス。

そういう人に返済の見込みが無いのに、カネを借りようとする時点で、当事者は経営者ではないと思っています。












借金返済のための焦燥感は持つ必要はない、と前回のブログでは書きました。

でも、事業環境や資金繰り改善の為の焦燥感は持つべきだ、と今回のブログでは書きます。



家族・従業員・顧客・取引先の為の経営を実行してください。その為に焦燥感を持つ事業家であって下さい。

世間体・虚栄心・社会的地位・社会的信用の為の経営はしないで下さい。その為に焦燥感を持つ事業家は社会悪です。


事業を行う以上、事業主のあなたに巻き込まれる人が少なからずいる事をわかって下さい。

巻き込まないように・・・・もしくは巻き込む人間がなるべく少ないように・・・・優先順位を考えて事業を遂行して下さい。




現場の第一線を取り仕切り、最前線を突き進む社長は一見カッコいい。

でも社長が本当にやるべきことはそれではない。

・営業の最前線は担当者を据える事が出来る

・製造の最前線は担当者を据える事が出来る

・会計の最前線は担当者を据える事が出来る

・採用の最前線は担当者を据える事が出来る

しかし・・・・・

資金繰りの最前線は担当者を据える事が出来ない


社長が・・・・事業主が出来る最前線の仕事を考えてほしい。

そしてそのための手段が、赤字の穴埋めではないようにあってほしい。







ワタシは6年前にそれをやってしまい、人生の大失敗をしました。

自分の体裁を守るために、顧客に高く売り、従業員を安く使い、取引先への勝手払いをしました。

ワタシの様に・・・・本当の負け犬にならない様に・・・・


「負け犬コンサル」のたちばなはじめは、国内各地でしゃべり続けます。






今回、TさんとRさんにはその思いが伝わらなかったようです。それはそれで彼らの選択。

ワタシは彼らのスタンスを否定しますが、社会的に否定されるようなものではありません。

ただ、経営改善の為の「焦燥感」は持ち続けて欲しい!






今後、ワタシの予想が外れ、彼らが「たちばななど必要ない!」と思える経営環境になる事を望んでいます。

自己破産しちゃいけない! 自殺はもっとしちゃいけない!


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