こんにちは。たちばなです。

本日は月曜日。新潟の自宅からのブログ発信です。


実はワタシ、高校時代にプロスキーヤーを志していた頃がありましてね。今から約30年前。

地元の中学校の野球部で野球やりながら、冬はトレーニングも兼ねてスキーもやっていたんです。


当時のウチはお金持ちでしたから、父親に「本格的にスキーヤーになりたいんだ!」って言ったら、親父が・・・「どうせやるなら本格的に留学しろ!」って言ってくれましてね。

親父は海外留学をイメージしていたみたいですけど、ワタシはドメスティックな思考で、国内留学を考えていたんです。行先は北海道。


そんなワケでワタシは、高校の三年間を北海道の民間のスキーヤー教育施設でお世話になりながら北海道の地元の高校に通う生活をしていたんです。三年間、合宿所で暮らしていたんです。


そこで、10数人の仲間たちと寝食を共にしていたんです。とっても充実した思い出で、今でも目を閉じると楽しい生活や、ツライトレーニングが思い出されはしますが、実は現在、そこで関わっていた全ての人たちとの音信は途絶えていました。


先日、その合宿所の仲間で紅一点だったワタシより2つ下の女性よりコンタクトがありまして、少しメールでやり取りしていたら、「センパイ、同窓会やるんで東京に出て来ませんか?」って。


「オレ、今は神田小川町で仕事してるんだよ。」って返信したら・・・・同窓会の前に一度ランチをする事になり、実際に会ったんです。実に26年ぶり。


26年の時を埋めるって・・・・すごいんだね。

お互いの26年間の事をかいつまんで話したんだけど、二時間なんてあっという間(笑)

ワタシが彼女をランチに誘っておきながら、「ゴメン、次のアポが入ってる。」ってお別れしましてね。


そして、本チャンの同窓会が・・・・明後日なんですよ。八重洲で。全員に会うのが、26年ぶり。

何からどうやって・・・・どんなことを話そうか・・・・。こんなに心が躍るのは久しぶり!





でもさ、お互いの近況報告を話すのに・・・・・ワタシ、名刺持って行っていいのかな???

「たちばなはじめ」って・・・・(笑)

同窓の人たちには、ワタシは間違いなく「たちばなはじめ」ではないし、ワタシもその時は本名でいたい。

というわけで、明後日は名刺を持たずに同窓会に出かけようと思います(笑)











さて・・・・・先日、小川町の事務所で都内の男性経営者とお目にかかりました。

Rさん。50代男性。都内で機械部品の加工工場を営んでいます。

奥さんとお子さんがいらっしゃいますが、現在別居中。事業の採算が合わず、奥さんは子供を連れて実家に行ってしまったんだとか。


7800万円の借入金の返済も、現在の年商である3000万円ほどでは、返済原資を生まず、債権の大半はサービサーへ。自宅はしばらく前に差し押さえになったものの、退去勧告もされないので、その後も変わらず住んでいる、との事。


まぁこれは当たり前。ローンが残っているから、勝手に借入金の債権者が売る事なんか出来ないからね。

Rさんの悩みは、借入金返済のお悩みではありませんでした。税金の滞納についてでした。





平成16年からの所得税・消費税・固定資産税の滞納について、役所や税務署などから督促や催告を受け、先日自宅に担当者がおいでになり、執拗に納付を求められていて、精神的にまいっている方でした。

税金各種で総額1300万円ほど。今後毎月30万円ずつ分納するという誓約書を書かされたんだとか。


「たちばなさん、破産しても意味ないよね?それはオレも知っているんだけど・・・・知人にぼやいたら、たちばなさんの事を聞いてさ、急いで来たんだ。助けて下さいよ~・・・」


フレンドリーな口調でワタシに問いかけるものの、表情は真剣そのもの。追い込まれている感がタップリでした。




ワタシから、言いました。

「催告書見せてください。電話番号を・・・・と。今からワタシここに電話します。スピーカーホンで話しますから、ワタシの会話を聞いていてください。」と。


Rさんは、「コイツ・・・・何言ってんだ!?」みたいな表情。ハトが豆鉄砲喰らったような表情(笑)

以下は、その会話のダイジェスト版です(笑)


あくまでもダイジェストですからね!


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役所:「はい、〇〇市役所税務課です。」


はじめ:「すみません。徴収課のご担当者様をお願いします。」


役所;「はい、代わりました。××です。」


はじめ:「あ、すみません、一般論として少し教えてください。税金の催告を受けている者がいたとして、脱税など悪意が無くて、ただ単に資金の捻出が出来ず、納税できない場合、時効って何年でしたっけ?」


役所:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5年ですね。」


はじめ:「5年ですかぁ~。それじゃあ延滞税なんかも含めて5年間納められなかったら時効ですよね?」


役所:「道義的な問題は、ありますけどね。」


はじめ:「いやいや!そりゃそうですよ!その上で、あくまでも法律上はどうなっているかをお聞きしたかったんです。すると、現時点で、悪意のない税の滞納は、平成22年10月以前の催告は時効が完成している、と考えてよいですよね?法的には、税金の時効は援用しなくても良いので、援用しませんが、そういう人がもしいたら、援用したほうが良いですかね?」


役所:「どういう意味ですか?」


はじめ;「時効が完成しているのに、納税者の無知につけ込み、法的正当性の無い催告を受けている人がいるようなので、確認をとりたいと思いましてね。良く解りました。どうもありがとうございました!」

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電話を切りました。


腹を抱えて笑うRさん。

「すげぇ!たちばなさん、すげぇよ!」


ワタシからアドバイス。

「これで、あなたの滞納額は1300万円から700万円ほどになりました。第一段階は600万円削減できました。今後の分納額の減額や、分納機関の短縮のいずれかは出来ようかと思います。

あなたに脱税などの悪意があったら、ワタシはやりませんが、悪意が無いのがわかりましたから、実験も兼ねてこういう事をやりました。

今後も随時、5年未満の滞納している税金も時効が来ますが、今後も納められなければ、後追いで来ますからイタチごっこ。

早く事業を立て直すか、新しい仕事に就くかして収入の確保を優先されて下さい。

個人的には、事業の今後の飛躍的な業績回復が見込めないのであれば、事業をたたんで就職するなどされた方が良いと思います。

税金とかで役所に翻弄されている暇があったら、さっさと仕事して下さい!

今日の所はこれで終わりましょう。次の手の目鼻が立ったら、もう一度来てください。

その時に、救済が必要なら契約しましょう。今は契約の必要はないですから、早く人生を立て直してください。奥さんとお子さんだって呼び戻さなければいけないでしょう!?さぁ早く!」


最後は厳しめに言いましたら、「はいっ!」って言って、2000円を置いてお帰りになりました。

とりあえず、Rさんは今日の所は喜んで帰ったからこれで良し(笑)










次に・・・・同じく都内で、美容院を営む60代の女性経営者。Y子さん。


2200万円の借入金。店舗は借店舗。住宅は旦那様の保有資産で旦那さんは非保証人。

返済が滞り、債権がサービサーに廻ってしまい数年。

「強制執行」という文言に恐れおののき、弁護士さんに相談されたら、債務整理は勧められなかったものの、交渉の過程を経て毎月7万円ずつ返済しているが、現在はその7万円の返済が苦しいと。

弁護士さんに再度相談したら、破産を勧められたと。


「たちばなさん、60過ぎたオンナが、今さら他の仕事なんか出来ません。仕事を続けたくって〇〇さんの紹介で来ました。」と。



ワタシから、言いました。

「督促状見せてください。電話番号を・・・・と。今からワタシここに電話します。スピーカーホンで話しますから、ワタシの会話を聞いていてください。」と。


Y子さんは、「コイツ・・・・何言ってんだ!?」みたいな表情。ハトが豆鉄砲喰らったような表情(笑)

以下は、その会話のダイジェスト版です(笑)


あくまでもダイジェストですからね!

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サービサー担当者(以下:担当者)

「はい。〇〇債権回収株式会社です。」


はじめ:「すみません。回収のご担当者のどなたでも良いのでつないで頂きたいのですが。」


担当者:「はい。〇〇と申します。」


はじめ:「あ、初めまして。一般論として教えてください。そちらのへ債権の返済にもしワタシが困っているとして、こちらがもし今後返済出来なかったら、どうなるのですか?」


担当者:「財産の差押えや強制執行をします。」


はじめ:「ええ、裁判所の許可を得てからね。勝手には出来ないですよね?裁判を起こさなければなりませんね。」


担当者:「こちらはいつでも出来ますよ。」


はじめ:「あ、別にして下さるのは自由ですからそちらにお任せしますが、もう少し一般論かつ法律論として教えてください。もし裁判で判決が出て、強制執行をそちらがされて、もし差し押さえるものが無かったら、どうなりますか?」


担当者:「請求は行きますよ。」


はじめ:「あ、請求も別に送って下さっていいんです。その状況が5年間継続したら、どうなるのでしょう?」


担当者:「時効だって言いたいんですか?延長措置を施しますから、5年で完成なんかさせませんよ。」


はじめ:「あ、それもやって頂いていいんです。そちらがお金を使ってやって頂く事は一向に構わないんです。でね・・・・10年経ったらどうなるのでしょうか??」


担当者:「あなた、誰ですか?」


はじめ:「いや、他のサービサーで債務を抱えている債務者です。自分の借金の対応法で、どうしようか迷っていましてね。解決策として、借金の時効を知りましてね。それで他のサービサーにお問い合わせしてみようと思ったんです。債権先のサービサーに電話するのコワかったんでね。」


担当者:「ウチの再建先ではないのでしたら、お電話を終わりたいのですが?」


はじめ:「お忙しいところ、ご指導くださいましてありがとうございました。」

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y子さん、「借金に時効なんかあるの??まぁ~驚きました!」と。


「Y子さん、借金は払うと終わらないんです。払うのをやめると終わるんです。

時を経れば、全て法律が解決してくれます。100万円でも100億円でも同じ。法律は同じです。対応策も同じ。借金問題は算数じゃなくて数学じゃなくて・・・・国語なんです。

法律知っていればなんてことはない。

もっと言えば、時効なんか来ても来なくても、どっちでもいいんですよ。お金が無い事に嘘が無ければ、それは詐欺ではない。

ましてや60代のY子さんに大手サービサーが暴力的回収行為なんかするはずが無い。マスコミにたたかれてあっという間に業務停止になっちゃう。

だから、Y子さんはまずは7万円の返済を止める。そして仕事に集中。事業を立て直して、安定的に生活。

その後収入が安定したら、返済を再開されてはどうですか?

5年以上経過していたって、お金をサービサーに持っていけばいい。受け取るか受け取らないかはあちら側の問題でしょう??

旦那さんも保証人じゃないし、関係ないとはいえご夫婦なんだから、7万円の返済原資の一部は間接的に旦那さんから拠出されていたんじゃないですか?

旦那さんに迷惑をかけた、という気持ちがあるのなら、7万円のウチの1万円で月に一度食事にでも出かけたらどうです?

美容師さんだけあって、おぐしは綺麗にしていらっしゃるから、オシャレしてお出かけでもされては??(笑)


契約して我々が後ろ盾になって差し上げる事は出来ますが、そうすればお金はかかります。

でも、Y子さんの場合、やることが無い。ただ放っておくだけ。我々と契約する必要なんか無いと思いますが。お金ももったいないよ。」



Y子さんは、困った事が発生するたびに、こちらに2000円払って相談に来る選択をしました。

まぁ、神田小川町からも遠くないし、それで良いのかもね(笑)











全ての債権債務において、時効を完成させることが最善の策ではありません。

返済出来る人はするべきだし、納付出来る人は納税すべきです。


でも、

下手に拡大解釈して、それが出来ないからといって、死を選んだりする人は多い。

下手に拡大解釈して、それが出来ないからといって、債務整理して責任取ったと錯覚している人は多い。

下手に拡大解釈して、それが出来ないからといって、家族にひもじい思いをさせている人は多い。

下手に拡大解釈して、それが出来ないからといって、取引先の支払いを後回ししている人は多い。

下手に拡大解釈して、それが出来ないからといって、従業員を不当に安月給で雇用している人は多い。





優先順位を考えようよ・・・・。

事業を継続する為に、どれが必要でどれが必要でないのかをさ・・・・。







上記に書いたお二人には、テクニカルな部分をお見せして、とりあえずはご安心を頂きましたが、事業主として息を吹き返したわけではありません。死に体であるのは現在も同じ。

事業単体で採算が合わせられない事が今後も続くようだったら、次の収入確保の手段を考えなければいけません。


安易に資金調達をすれば負債は増え、返済の目途は立たず、また同じ問題が再発してしまいます。

ワタシのやっている事は、借金問題の根本解決ではありますが、事業継続の根本解決ではありませんし、当事者の人生の回復のキッカケにすぎません。




残念ながら、町工場も美容院も、よほど尖がったオリジナリティが無ければ、安定的に事業を継続続ける事は難しいでしょう。

RさんもY子さんも、今はいっとき晴れやかな気分にはなったと思いますが、ワタシはしばらくするとまたお二人が暗澹たる心境になると思っています。失礼かつ残念ながら。ご本人にも私見として申し上げました。








お二人の今後につきましてはさておき、ワタシは思います。

日本は、世界有数の交渉下手大国だと。交渉が下手過ぎるんです。


問題が発生するとすぐに謝って、みんなに平等に迷惑をかけようとするんです。

そうじゃなくって、要るところと要らないところの選択をして、要らないところに迷惑を集中させることで、要るところに迷惑をかけなくて済むんです。


「全体の大きな問題を発生させないために、一部の小さな問題を発生させて、大きな問題が発生しにくい環境を作る」



この感覚を理解して下さい。ワタシが知る限り、世界の先進国の中では、ワタシの話す事がマジョリティだと思っています。




日本の常識が世界の非常識である事を知って下さい。

知って頂く為に、たちばなはじめは今後も各地でしゃべり続けます。



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